SAKURA



「それはまた今度。

じゃ、明日ね〜」


ヒラヒラと手を振り、バスから降りていく。


『あっ、お疲れさまでした!』



いつの間にか、静先輩の降りるバス停に着いていたようだ。

私はこの次。




窓から先輩の背中を見ながら、言われたことを思い返してみた。



先輩が言いたかったこと、きっとわかった。





だったら、私がすることは……




*
< 86 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop