中絶~僕は君を殺したい~
11-6 くらいよる





部屋にもどり、電気もつけずにベッドに腰をかけている。





ジャケットのポケットからフライヤーを取り出してゴミ箱に投げ捨てた。





ポトン、とはずれた。





ためいき。




れいぞうこをあける。




ワインとチーズとビーフジャーキーを取った。




テーブルのちゅうしんに置く。




時間だけが流れてる。




時計のはりがきざむ音でむねがいたくなる。




まるでその音に傷つけられているように時間がぼくをせめたてる。




チャイムがなった。




どうしてかな?




うれしかったんだ。



ぼくはとびらをひらいた。



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