砂漠の王と拾われ花嫁
華奢なサンダルは脱ぎ、素足のままさっきまでファティマが踊っていた場所へ行く。



紹介された男も一緒だ。



この国で踊りの名手とされている男はラシッドと同じ位の年で、漆黒の髪は腰まで長く端整な顔をしていた。



この国の姫君たちが彼に恋焦がれていると聞いた事がある。


名前は・・・・。


莉世は目の前の男の名前を思い出そうとした。


「イムランと申します 以後お見知りおきを」


莉世の目の前で膝を付き、頭を下げた。


そうだ!イムランだ。


まだ自分の舞は下手だと言おうとすると音楽が流れ始めてしまった。




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