砂漠の王と拾われ花嫁

運命の時2







「なんだと!?」


ラシッドが乱暴にイスから立ち上がった。



「たった今、姫君がお倒れになったとの連絡が・・・」



アーメッドが青ざめた顔になったラシッドに告げる。



「侍医は呼んだのか!?」


すぐに立ち上がるとラシッドは執務室を出て莉世の元へ向かう。



「はい もちろんでございます」


小走りでラシッドに続きながらアーメッドが言う。



いったいどうしたと言うのだ?リセ




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