砂漠の王と拾われ花嫁
「・・・・わかった ファティマを妃に迎えよう」


ラシッドはファティマを妃に迎える事に決めた。



リセを守るため・・・・。


「「「「おぉ!」」」」



大臣たちが喜びの声に湧いた。



アーメッドは苦渋の結論を出すしかなかったラシッドを思って胸が痛くなった。



「殿下・・・・」



「アーメッド、何も言うな」


ラシッドはアーメッドの言葉をさえぎった。


「さすがは殿下でございます わが国の長」



先ほど胸倉をつかまれた大臣が言葉を発した。



< 440 / 491 >

この作品をシェア

pagetop