「でも、大丈夫なの」


そう言って微笑む菅原を見て、俺は思わず行動に出ていた。


「え?あ、要くんっ?」


菅原の腕を引っ張っていく。


「大原、柚、解散」

「は!?」

「じゃ、また新学期」


そのまま連れ出して行った。


……あれ?

颯がついてこない……?

愛海も……。


「……ちょ、かなっ……」

「……え?」


我に返った俺。

片手は菅原の腕を持っていて……。


「か……ウサギさん?」


まさか……独占欲?
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