悪逆の檻






………………以上をもって、この話は終了とする。




最終戦がなんともつまらない結果になってしまったね。

これなら初戦の方がよっぽど楽しめた。


いやいや、決勝戦に向けてどんどん盛り上がるなんて、マンガやドラマの世界だけなのかもね。




……そんなのこともないか。



とにかく、これで終わりだ。


準備も、

仕掛けも、


運営も、

後片付けも、

隠蔽も、

いちいち、やたらと時間と金のかかるゲーム。



今回は、ここまで。







え?


もしもの為に、勝ち抜く方法を知りたい?





んー…………。


まぁ、いいか。


実は、このゲームには必勝法が存在する。




簡単に言うと『負けなければいい』。


いや、違うよ。

これは、当たり前のことを言ってるんじゃない。


そもそも誰が、勝敗を判定しているのか。

ゲームはプレイヤーが自由に決めていい。

ルールだってそうだ。


そんな中、何がどうやって勝敗を決めているのか。


そこを考えれば、

【勝った者が勝ち】

【負けた者が負け】

というのも、おかしな話ではないだろう?



……いやいや。

『ちゃんとした』判定システムなんて絶対に作らないよ。

人の命を扱うんだ。










あやふやな方が面白いに決まってるじゃないか。









< 86 / 86 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
最近、みんなが調べてる単語の要素。 先生 執事 不良 幼なじみ 俺様 こうなったら……全部詰め込んでやらぁ! 濃縮還元100%・重量超過的ラブコメ! 見切り発射でGO! オチも何も決めてない……
嘘と秘密と交換日記
へげる/著

総文字数/14,844

恋愛(キケン・ダーク)114ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私は日比君と交換日記を始めた。 俺は水瀬と交換日記を始めた。 私は、日比君に嘘をついた。 俺は、たぶん水瀬を傷つけた。 私は、日比君の甘さが好きだった。 俺は、水瀬の発想が好きだった。 俺は『水瀬』を好きになった。 私は『水瀬』になりたかった。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop