純恋
一瞬彼女ゎ体をびくっとさせ泣きべそかいた。


「な、泣くなよ。怒鳴って悪かったょ。」


さすがに街中で泣かれるのゎ困る。


「あたし優里!橘優里。お兄さんゎ?」

彼女ゎにっと笑顔になり自己紹介した。
なんだ?この切り替えの早さゎ…

「ぷっ」

俺は思わず吹き出した。

「あははは!」


「何がおかしいの?」

優里が首をかしげてる。


「俺は雅樹。立原雅樹。」


もしこの時優里に出逢っていなければ…
俺は…


大切なものを…

得られずにいたかもしれない。


そして切なさゃ悲しみゃ涙など知らなくて済んだのに…
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