жめぐり逢いж
嘘だ。
そんなわけがない…巳來が…
「!!…ック」
後ろから、ふわっと愁斗が抱きついてきた。
「俺がいる。俺なら絶対柚芽を離さない。」
硬かった私の心にすっと入ってきた愁斗の言葉。
「うぅ~……ヒック…」
私は、泣くことしかできなかった。
結局、私が泣き止むまでずっと一緒にいてくれた。
「もぉ、大丈夫?」
「うん。ありがと。」
「はぃ。」
「わぁっ」
そんな私に愁斗が近くで買ってきてくれた缶コーヒーをなげた。
「あっつ!!」