指先からの恋物語






・・・言っちゃった



とうとう言ったよ




あたしの心臓は生まれて初めてなぐらい



とても速く動いてる




顔も 茹でたタコみたいに

真っ赤になってると思う






「・・・マジ?」


「うん 大マジ///」


「俺らって
 両思い?」


「うん///」






そう言うと優真はあたしの方を振り返った


それもスゴイ笑顔で




「じゃあ俺ら恋人同士!?」


「うん///」


「ヤッタ♪
 絶対に離さなねぇし☆」





チュッ




そう言うと優真はあたしの唇に

一瞬だけのキスをした







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