指先からの恋物語
「・・・何これ?」


「何って
 お化け屋敷のイメージ
 ちゃんとメイドもキャバ嬢もホストも
 登場してるだろ?」





うん・・・


登場してるよ・・・?



でも  無理矢理すぎない?



ちゃんとクラス全員が登場できるように

人数設定までしてあるし・・・





「どう?」


「どうって・・・
 難しくない?この設定・・・」


「そうかぁ?
 俺の文章力が足りないとか?」




いや・・・

文章力とかじゃなくて・・・






ガラッ


「どーだ?出来たかぁ?」



いきなり入ってくる担任の古島




「まあまあッスね」


「おっ!いいんじゃねぇか」


「マジっすか!?
 じゃあ これでいきます」


「新村もいいよな」


「いいですよ・・・」



とやかく言うの 後々めんどくさいし・・・


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