旦那様は高校教師


「南条、帰ろうか?」



「はい」



俺は立ち上がったほたるの腰に手を回し、駐車場へ向かう。



「足は大丈夫か?」



「う゛~ん…当たると痛い……」



ほたるは少し涙目で訴える。



「ゆっくり歩くから、後少し我慢してくれ…」



俺はなるべく足に負担がかからないよう、少し抱えるようにして歩いた。



「あ゙心矢さんズルい」



隣で保が吠えるが、俺には届かない。



ほたるは大事な大事な、俺の奥さん。



保なんかに触れさせないよ?



無事にほたるを車へ乗せると、俺はモースピードで帰宅した。





心矢目線 END
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