旦那様は高校教師
『心矢目線』



今日はクリスマスイヴか…。



もうクリスマスを楽しむような歳ではないが、ほたると過ごせると思うと心が弾む。



さて、そろそろ帰るか…。



俺は習慣になった帰るコールをする。



『プルルル、プルルル···』



呼び出し音は鳴っているのにほたるは出ない。



忙しいのか?



其れとも気付かないだけ?



少し時間をおいてから、また掛けよう!



数分後、再び掛けたがほたるの声を聞く事は出来なかった。



一体どうしたんだ?



何かあったのか?



胸騒ぎを抱えたまま、アパートへ急ぐ。



駐車場に車を停め部屋を見上げると、灯りは付いていた。



良かった。



ちゃんと家に居る。



あの胸騒ぎは気のせいだったのか!?





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