同居ゲーム
「ねえ、彩華。
一緒に帰れるんでしょ?」


「うん。
宏樹の奴、放課後にバイト入れやがった!」



あーあ、宏半殺しだな(笑)。



彼氏やるのも大変だな。



「なーに笑ってんのよ。」



なんでもありません?



あたしは惚けて誤魔化した。



彩華は小突いて許したらしい。



それ以上いじめられなかった。






「ったく、宏樹の奴~。」



彩華は歩きながら呟くように怒った。



もうすぐ彩華の誕生日だ。



多分、それでプレゼントを買おうとバイトしてるんだと思うんだけど…。



今、彩華に言っても意味がなさそうだから黙っておこう。







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