SEASON
朱理らしいと言えばらしいけど

――――変わらなく接してくれて良かった。

心にぽわぁ…と暖かくなった、ような気がする。


┼┼┼┼┼


そのあとはいつもと変わらない毎日が待っていた。

扉であんなに緊張したのがバカみたい。

変な雰囲気は朝だけであっという間に終礼が終わった。

挨拶するやいなや愛菜と朱理が手を繋いでスキップしながら近づいてきた。

その後ろには千鶴が着いてきている。

3人の性格そのまんまだな。

あたしの所に来た3人に少し苦笑いをして一緒に教室を出た。

高校になって初めて友達と一緒に帰る。

愛菜と朱理が賑やかで駅までの道のりがいつもより短く感じる。

こんなに笑いながら帰ったのは凄く久しぶり。

たまにはこういうのもいいかもしれない。

途中コンビニに寄ってお菓子とかジュースを買ったあたしの部屋についた。

「狭いけどぞーど」

扉を開け、3人に先に入るよう促す。

「へー、捺実ホントに1人暮らししてたんだぁ」

「今更何言ってんの。朱理が言い始めたんじゃん」

「そーだけどぉ」

朱理の言葉を聞きながら紙コップにジュースを入れる。

あたしの家にある食器は全部1人分しかないからこういうので代用するしかない。
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