プリンセスゲーム
言付けって言うけど

「上條ってダレ?」

知り合ったばかりの祖父の友好関係なんて知らないし所か、鹿野家の知り合いなんて知るわけがない。
そんな私達に九重さんは丁寧に説明。

「旦那様の古くからのご友人になります」

知るわけがないなと納得していれば、いきなりの爆弾発言。

「此度椛様がご婚約なされる方になられます」

はい?

「上條本家の次男、上條郁様がお見えになります」

カミジョーカオル…

「ホントに婚約者なんて居たんだ」

驚きはしたけどどこかでジョーダンと思っていたから今から本人が乗り込んで来るなんて考えもしなかった。

「来てもらったのにいきなり婚約破綻…
何か申し訳ない」
「お嬢様しっかり」

あまりのスピード展開に頭の中はショート寸前。
ドアの外で未だ私の性格なんて知ったこっちゃないと言わんばかりの九重さんは、飯田さんにもっとしっかりしろと言わんばかりに溜め息を零していた。
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