スイーツな恋
「じゃ、行って来る。」

「いってらっしゃい」

振り返って翔馬がいう。

「なんか、お前、絶対、いい母親になるよ。お前に出会えてよかった。」

「わたしもだよ」

翔馬は後手に手を振って歩いていった。
わたしはその背中を見えなくなるまで見つめ続けた。

これが彼をみる最後になるとは思いもよらずに。

翔馬は姿を消してしまった。




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