シークレットラブ
「ほんと、昔から素直じゃないな…壱也は」
「うっせー」
そう言った俺を鷹啓はいつものように笑った。
──数分後──
流依を迎えに行く車の中…
「なんでお前もいるんだよ!鷹啓!」
そう、なぜか鷹啓も車に乗っていて、にこにこと満足そうに俺の隣に座っていた。
「ん〜流依ちゃん目当て?」
「今すぐおりろ、車から!!」
「あ、もしかしてあのマンション〜?」
「人の話を聞け!」
こいつといると俺までおかしくなりそうだ…
俺は鷹啓が指差した流依のマンションを見た。