左手の約束


「いいよ」


その言葉に救われた気がした。



何が良くて


何が駄目なんて


解らないけど…




「ありがと。麻美」


あたしはヘヘッと笑って見せた。



ありがとう。






もう駄目みたい。



どう頑張っても


やっぱ





忘れられないや…








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