たった一度のまともな出逢い!!
「早く!!!」



はあ?!!
そんな恥ずかしい
挨拶できないから!!!


「…どうやら、
言う事が聞けないようだね」針金が真剣な顔で
言ってる…。


だからどうした?!


「君には今日最初の
防災訓練、火災部門の
見本となってもらうう!」

「はあ!!?
なんでよ?」


「なんだ…火災訓練も
出来ないのか?」


ムカッ………


「大丈夫?みつき…」

隣でみずきが
心配そうな顔をしてる。


「出来ますよ!!?
そんなん余裕ですよ!!」

やってやろうじゃん!!
アッハハハハ!

なんかテンションが
おかしくなってる…



「やるんですね?
本当にやるんですね?」


「はい」


「本当に本当に本当にやるんですね?」

「はい」
しつこいな!
たかが訓練だろ?
そんな火を実際に
付けるわけじゃない………………………………って…

「なんで石油なんか
持ってるんですか!!?」

「君はそんな事も
知らないのか!!?」


知らねぇよ!!!
え?まさか火付けないよね?!

「みつき、知らないの?
この星の火災訓練は
本当に火を付けるんだょ」


……………………………。は…い?
「みずき、
それ本気で言ってる?
いつもみたいに
ボケた事言ってんじゃ
なくて?」


「俺、ボケた事言ってた
っけ??」

自覚ないんかい!!


「うん。」


「そっか、
でもね、今言ってるのは
本当だよ。……でも
大丈夫!!」


「だ…大丈夫じゃないよ!!」
「火を付けられたら
大声で俺を呼んで!!」


「……え?」


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