恋だったよね

恋だったよね



よろめきながら歩くハルトとユウキの後ろをマヤとミナは歩いた。




「…ねえ、傷とか…大丈夫なの?」




ハルトは頬が内出血しているし、ユウキは唇が切れていて血が滲んでいる。




「こんなもんかすり傷だよ」




ユウキは笑って言った。
ハルトも頷いている。




「それに、なんかスッキリしたしな」




ハルトも笑って言った。




男ってよくわからない…
マヤとミナはそう思った。




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