恋だったよね


「ぜってージュースおごらせるからな!」




ユウキは早速ノートをめくった。



が、そのほとんどは白紙だ。




3人はそんなユウキの姿を見て笑いを堪えていた。




「もう、笑いたければ笑えよ!」




教室内は笑い声でいっぱいになった。
マヤとハルトは涙を流して笑っている。




そんな中、ミナはノートをユウキに渡した。




「これ、良かったら見て。私は違うのあるから…」




「おぅ、サンキュー」




ミナのノートは綺麗に見やすくまとめてあった。




「…授業中、ユウキ君いつも寝てたから…」




ミナはいつも寝ているユウキの為にノートをとっていたのだ。




「ミナ優しい!ユウキは幸せだねー」




マヤが冷やかすとミナは恥ずかしそうにしていた。




< 19 / 109 >

この作品をシェア

pagetop