逢いたい時に貴方はいない
沈黙を破ったのは、
池田さんの方だった。

『俺と結婚して一緒にアメリカに来てほしい』

結婚……!!

アメリカ……?

プロポーズだよね?


固まる私の手をゆっくりと とって池田さんは もう一度言った。

『俺と結婚してほしい』






「はい。」




あれ?

私、意外にも
即答している。


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