2人の王子と天然の姫

「入れ」

そう低く、しかし気高い感じの声が

部屋に響き渡る。

やっぱりお坊ちゃんなんだなあ・・・

そう思わずにはいられない。

「失礼します」

入ってきたのはさっき無視されたメイドさん。

私から笑顔は消える。


そしてメイドさんからも・・・

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