2人の王子と天然の姫
「なにっ高広君と付き合ってんじゃないの??」
朝来て挨拶前にこの言葉。
私はポカーンとしていた。
「どぉいうこと・・・???」
「え、だってキスしたんでしょ??」
「はっっ?!」
可奈が真剣に聞いてくる。
声はやや小さめ。
私は思わず大声を上げてしまうけど。
「ちょ、黙ってよ。
・・・じゃあ違うわけ??」
「当たり前でしょ?
可奈にはスグ言うじゃん」
「まあ・・・確かにね」
可奈は妙に納得してしまう。