夢信号

ひたひたひたひたひた・・・・



・・・?



足音が遠ざかっていく。


背後に感じていた気配と共に。



「・・・・・はぁ・・・。」




・・・・助かった。



とてつもない緊張感を感じていた体からスッと力が抜ける。



立ってられない・・・。


そのまま床にへたりこむ。



・・・・なんなの?



あたしはどこにいるの・・・。


なにもない。

足音すら今は聞こえない。

無音の世界。



どうにかなりそう・・・。



果てのない真っ白な世界。

ただ、目を開けているしかない。



何を見ても、なにもない。


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