俺のココ、あいてるけど。

ずっと、ずっと

 
◇未来side.*:・゚



───ピンポーン


呼び鈴を押して、登坂さんが出てくるのを待つあたし。

いきなり来て失礼じゃなかったかな? なんて思うあたり、まだまだ“恋人気分”になりきれない。

でも、そんなあたしも案外嫌いじゃないんだけど。


「・・・・」


うーん。

それにしても、ちょっと遅い?


───ピンポーン


もう一度呼び鈴を押して、しばし待ってみる。


「あれ、出ないなぁ」


けれど、待てど登坂さんが出てくる気配はなく・・・・ガチャッ。

試しにひねってみたドアノブは、いとも簡単に回ってしまった。

とたん───・・。


「にょわっ!!」


あたしの口からは、この世のものとは思えない奇妙な声が・・・・。

それは勝手に部屋に入っちゃったからじゃなく、お風呂上がりの登坂さんがそこにいたから。


「おっ。来てたのか。悪いな、風呂に入ってて気づかなかった」


上下ともちゃんと服は着ているけど、濡れた髪をタオルで拭く仕草がなんとも・・・・。
 

< 469 / 483 >

この作品をシェア

pagetop