Milk teA KiiS

―♪♪♪♪

「ん~」

けたたましく鳴る
携帯のアラーム

まだ眠りから
覚めない目を
擦りながら
爆音に近い音を
止める

朝5:00

あたしの起きる時間

ベッドから降り
窓を開けると
春といえどまだ朝方

肌寒い風が
身を包んだ

この時間だと
太陽もまだ
昇り始めたばかり
だから辺りも
薄暗い

ガラス造りの
テーブルの上に
無造作に
置きっぱなしの
タバコを手に
火を付ける

見るからに有害な
白い煙りが
体中にゆっくり
浸透していくのが
分かる気がした

この1本を
吸い終わると
あたしの意識が
覚醒する

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