あたしの執事くん?!
「もうお支度をされて、食堂に行かれたほうがよいと思いますよ」


気づけば、空も赤く染まっていて

時計を見ると5時になっていた。


5時半から食堂で説明会があって、

そのまま夕食になるんだっけ。



「よし!これで終わり」
「では、行きましょうか」


また、椿はドアを開けてくれた。

やっぱ慣れないなぁ。


「ドアくらい、自分で開けれるよ?」
「いえ、これも執事の仕事ですから」


ふーん。

仕事、かぁ…。


エレベーターで1階の食堂に降りた。


生徒は集まってきてる。


「ねぇねぇ、おんなじクラスだよね?」


妹キャラみたいな女の子が

あたしに話しかけてきた。


「ごめんなさい!名前、まだ覚えてなくて…」
「いぃよ♪大東 苺(だいとう いちご)だよぉっ」


苺、ちゃん!

かわいー名前!!見た目とあってる。


「よろしくね!あたしは篠崎 聖!!」
「聖ちゃんねっ」


あたしと苺ちゃんは、

食堂の隣の席に座った。
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