夢恋
『お母さん‼ 嘘でしょ? 嘘っていってよ‼ つっちゃんは・・
助かるの?』
あたしは痛い体を無視してたちあがった。
『咲良・・・・・おちついて。 いいね・・今から言うことうけとめて。
翼くんはね・・・・』
『嫌だ‼ 聞きたくない・・『もう助からないかもしれないの・・』
嘘だ・・・嘘だ・・・‼
あたしのせいで・・? つっちゃんなんで?
なんであたしなんかかばったの?
『あたしのせいだ・・・・・・あたしなんか死んだほうがまし・・・』
窓から飛び降りようとしたあたしをお母さんが止めた。
『翼くんはあなたが死ぬことを望んでないわ‼』
お母さんが泣き崩れた。
あたしは死ぬことをやめた。
翼やお母さんを悲しませたくない。
あたしは生きるから。
翼・・・・