僕らのコトバは。

ひだまり

ひだまりの世界
景色の中から聞こえたのは
風が笑う声

目の前で流れる川で
キラキラと光がはしゃいでる
まるで小さな子どものように

僕の頬を撫でて通り過ぎたのは
甘い香りを運ぶ
桜の花びら

暖かい陽の光は
僕を夢の世界へと誘う

青い空は
雲たちを引き連れて
時間の海を流れていた

僕はふわふわした空気を感じて
ゆっくり目を閉じていく

光に温められた土と
青々とした草が僕のベッド

君の影がさす
ふと鼻を掠めた古い本の匂い

夢へ旅立つ僕の耳に聞こえたのは
君の声でGood night

夜じゃないけどねと
僕はひだまりと君を感じて
夢を見る
優しい未来の夢を