★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜
あたしはただ、仕方なく押し付けられたから渡しただけだ。
確かに凌兄が、この時期…バレンタインになると不機嫌なのは、毎年見てきて知っている。
しかし、だからといってあたしは悪くない、絶対に。
それなのに怒られた理由がわからなくて、苛々する。
むしろ凌兄の方がよっぽど最低じゃないか!
「あ、しおちゃんただいま!」
苛々したまま玄関を通りかかると、雛がちょうど帰って来た。
「あ…雛。おかえり…」
「…? しおちゃんどうしたの?なにかあったの?」
キョトン、としながら心配そうに問い掛けてくる。