ミスり探偵 J。
そうは、させるか!
私は次の話題を振る。
「そういえば、このパーティー、
どんな経緯で呼ばれたんですか?」
知り合いというわけでもないだろう。
Jに招待状を見せられた時から
疑問にはなっていたのだが、
その時はパーティーでのきらびやかな食事を想像して
それどころではなかったので仕方ない。
「いや、なに」
帽子を顔に被せたまま、Jは手だけひらひらと動かした。
「この間、町内の廃品回収のボランティアに行ったんだ」
おい。