鉄のココロ
てっぺい宅に着き、てっぺいがようやく口を開く。
『どーした?
…
…
わかった、シン
好きな人できたっしょ!?俺、わかるんやー』
焦る僕。
『ええっ!!
…
まあ一応…
好きな人はいます(笑)』
『当てたろうか?
俺やろ?』
超焦る僕。
『なんつーこと言うんすか?(笑)はは…』
声が裏返ってしまう。
『おまえわかりやすいよなぁ
ゴホン。
じゃあ真剣に言うな。
俺はシンのことが好きや。』
うん?
なにいってんだ?
頭が真っ白になる。
『もっかい言うな。
シンのこと真剣に好きなんや。』
みたこともないてっぺいの真剣な表情。
『??な、なにいってるんすか?
怒りますよ!』
もう、ちんぷんかんぷんな僕。
『何回もいわせんな…
じゃぁ証明してやる』
てっぺいは、ふわっと宙を浮いたように僕に近づき、
僕の唇に
やさしくキスをした。