年上彼氏*短編*


私の彼氏、仁は基本的に冷たい。

と言うより冷めてる。

何事に対しても。


私が剥れると仁は失笑しながら私の頭を撫でる。


その姿に胸がキュンとなる。

そっと微笑むと、仁が口を開いた。

「冗談だって、ピンクのこと以外は。」


「フフフッ…ピンクセーターは本当なんだ」


「まぁ分かりやすいからいんじゃね?」


そんなことを言う仁がやっぱり好きだった。


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