年上彼氏*短編*
テンション下がるな~。
机に項垂れながら中庭をぼんやり見つめる。
仁の彼女は私なんだから自信持て!
そう自分に言い聞かせる。
立ち上がって伸びをすると中庭に仁の姿が。
「…告白されてるし」
なんだか悔しくなって仁にメールをした。
『教室行っても居ないんだけど、今どこ?』
ちょっと仁が困るのを見たかっただけだった。
それだけだったの。
『チョコ貰ってた』
でもあまりにも正直すぎる彼の答えに、何故か涙が出そうになった。