きっとここで君に出会うために
3
朝、目を覚ましたら汗とかで体が気持ち悪かった。
せめて服だけでも着替えればよかった。
仕方ない。
時間ないけどシャワーを浴びよう。
下に行くとお父さんとお母さんがご飯を食べていた。
「おはよう。またそのまま寝たのね。早くしないと遅刻するわよ」
お母さんがお父さんにご飯茶碗を渡しながら話しかける。
あたしはただ頷いて風呂場に向かった。
頭から熱いシャワーを浴びる。
黒い感情も一緒に流れていった気がした。
これで今日も頑張れる。
今日も笑える。