メルヘン侍
というわけで僕、メルヘンやポエムでゴハンをたべようかなと思いまして、でも何から初めてたらいいのかわかんないし、筆も紙もないしでご隠居のところにやってきたわけです。

それが表紙のヤツでげす。


♪メメ メルヘン メメメ メルヘン この世はなんとかパラダイス♪


『うむ。おぬし剣術には自信がないらしいが、

その不得手なもので、このさき他人をあやめることは、

まず、

ないじゃろうなあ。

う~ん。 こまりましたねぇ』


「はぁ~。でも僕、お侍さんだしー」

『でもさっきから聞いておるとメルヘンやポエムを生業にと・・・』

「はぁ。そっちのほうがあっしに向いてるのかなぁとお花とか超好きだしー」

『うーん。 こまったねぇ。こういうのはどうだろうか?』

「はぁ」

『ポエムやメルヘンじゃ人は斬れないが』

「へぇ」

『言葉で人を斬ることは出来る』

「はぁー なるほそー」

『ここではなんだ 庭に出ようゾ』

「へい」

♪メメ メルヘン メメメ メルヘン この世はなんとかパラダイス♪


『よし、メルヘンさんよ。まずは、大きい物をザックリと斬る練習でもしてみるかな』

「ええ?まずは小さくて弱いのからがいいなぁ」

『いやいや、あんがい小さい物はすばしっこい、的も小さいのじゃ』

「なるほそー」

『うーん 大きくて…偉い物…、先生とかでどうかな』

「はい!

よーし!


えーっと 」

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