メルヘン侍
メルヘンさんはふぅと一息つき


おもむろに

羽根と足を丁寧に手ぬぐいの中心に並べ

それを、ぎこちなく折りたたみ


懐へと、しまった。




『それ、どうするの?』


「いや、


ヤフオクでね

売れないかなーとか…」



『そんなに、困ってるんならいいことを教えてやるよ・・・・』






まただ、

メルヘンさんの体の血管が一瞬広がり、

舌の先っぽが、ピリピリとした。


なにを話してるの?


なにを?

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