重なる拳~夕陽の約束~
数分後…






倉庫の前についた…






「はぁ…はぁ…はぁ…」






俺は乱れた息を整え、倉庫の閉ざされたシャッターを開けた…





ガララララッ!!!




シャッターを開けたそのさきには…






椅子に縛られた松下とそれを取り囲んでいる白い学ランを着た野郎等が10人、いや20人ぐらいいた…






“相手が一人じゃないのはわかってたが、20人もいるとさすがにやべぇ…でも後にはひけねぇ…”






「やっときたか、雄輔くんよぉ!!!」






そいつは、坊主だが髪を赤くそめててかなりいかついやつが集団の中から先頭をきって出てきた…



「てめぇが滝沢かぁ…なんで松下を…勝負すんなら直接てめぇがこいよ!!」

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