重なる拳～夕陽の約束～

「佐伯先生はまだ青いですね…こんなクズみたいなやつらを信用するんですか？」




「クズだと…ふざけんな糞ジャージがぁ！！！」





暁は殴りかかろうとした…それを俺は引き止めている…





「暁くん…ちょっとやめなさい…」




未菜先生の言葉に暁は渋々黙った…




「黒田先生（ジャージ）生徒を信じるのは当たり前ですよ…確かに二人は見た目はこんなんですよ…でも二人ともとても良い子なんですよ、甲斐くんも暁くんも友達や大切な人を守るためなら自分の身を捨てれるような器を持ってる事…あなたは知ってますか？」



「そんなの担任じゃないから知るわけないでしょ…」



「だったらこの問題にあなたがとやかく言う資格はありませんよ…見た目だけで生徒に四の五の言う前にちゃんと生徒と向き合いなさいよ！！」