重なる拳～夕陽の約束～

「チッ…しくった…」




「所詮雑魚は雑魚だ…甲斐や小早川がいても隅高はこんなもんだな！！」





「て…てめぇ…」





俺は拳に力を入れて殴ろうとしたが…やつはひらりとかわし俺の腹に蹴りを入れた…





俺は数メートルはふっとんだ…





「ぐはッ…うっ…ゲハッ…ハァ…ハァ…」






やはりやつの一撃は重くて立ち上がる事ができず…意識が遠のきそうだった…






やつは徐々に近づいてきた…





「ふん…寝てろ…」





やつは殴りかかろうとしてきた…







俺は体をズラしてなんとかかわした…






だが、かわしてばっかもいられない…