ストロング・マン


修也は元々東京住まいだったが、両親の離婚で母方の実家の千葉に引っ越したのだそうだ。
大学は東京の大学だったが千葉なら通勤県内のため、通っていたとのこと。

「今日はこの後帰社するの?」

「まあな。さすがにまだ午前中だし、このまま帰るわけにはいかないでしょ。
直帰ならよかったんだけどな。」


ふぅと息をはいて、残りのコーヒーを飲み干した。


「私、実は夜勤明けで。だから今日はもう帰るわ。」

「あーだからそんな酷い顔をしてたわけね。」

修也が私の顔をじっと見て、うんうんと頷く。何を納得しているんだか。


「失礼ね。そちらのために頑張って働いてるんです!
それじゃ、お疲れ様。」

「おう、お疲れ。」


さらりと別れの挨拶を交わし、私は家路に着いた。
今日はすごい1日だったなあ。まさか修也に会うなんて。

私は興奮のままに、電車の中で親友の奈美に連絡した。



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修也と会った!





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