秘密の恋 〜私の禁断〜 上

決断の日

=運命の日、当日=


私はある所に電話した。


「うん、うん……わかった……うん…じゃあね。」




電話を切って外を見る…



夕日でオレンジに見える街。


見慣れた街は、私の心にたくさんの経験をくれた。


たくさんの出会いをくれた。


私はこのまま、自分の降した決断をいいのか悪いのか考えながら生きていくんだ。


でも、1ヶ月も考えたのに不安は残るけど、このまま私は幸せになるんだ。





もうすぐ旦那が帰ってくる。



時計ばっかり気になる。




9時までもう3時間しかない。



旦那が帰ってくるまで1時間もない。



胸の痛みは増すばかり…。



苦しいよ…苦しい。


不安で胸が苦しくなる。



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