◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜
教室につくと美海はまっさきに結衣ちゃんのところへ向かった
「どうしたの?そんな酷い顔して」
結衣ちゃんは美海の顔を見てまっさきにこれ
酷い顔って
酷い顔って・・・
それもこれも
隼人のせい!
「もう美海体育館行かなきゃよかった!」
そう言いながら机をバンッと叩くと
「なになに〜。また口喧嘩でもしてきたの?」
「ぢがう゛よ〜!話しもしなかったの!」
「あ〜、バスケに夢中で話し聞いてくれなかったの?」
「違う違う違う!あいつはバスケじゃなくて空ちゃんに夢中なの!」
美海がそんなこと言うと
結衣ちゃんの目が点になる
「はい?また変なこといっちゃって」
「変なことじゃないもん!どうせさ、美海は運動音痴だから一緒に練習とかできないもーん。どうせどうせ!ボール磨くことが取り柄ですよ!」
「またわけのわからないことを〜。何を見たか知らないけど隼人はただのアホで馬鹿で鈍感で、無神経な男ってことを忘れちゃダメよ?
大丈夫、あいつは何も考えてないわ。」