◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜

隼人サイド


バッシュの紐を結びながら美海が頭を離れない



今日のあいつ
変だったよな



最終的に怒鳴って
帰っちまったし



「約束どうり来ちゃった!大会に向けて頑張ろうね」



ボールを持って俺の前に立っているのは田中空



バスケもまあまあ上手いやつだし
他の女と違って話しやすい




ホントは一人で自主練したいけど女バスも大会近いししょうがねえ




「おう。じゃ始めるかな」



俺は立ち上がり、ゴールへ向かう




ひたすらシュートをうって、考えないように考えないように・・・



美海の最後の寂しそうな顔。考えないように・・・




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