グレフルフレーバー
パスを貰った寺崎は一気に速攻を仕掛けたかに見えた。だが栄学院がインサイドを固めかけた瞬間、寺崎は外からシュートを放った。

「なっ!?」

栄学院は呆気に取られた。ボールはリングを掠りもせずにネットを通った。

寺崎は去年、ゴール下からのシュートは問題無かったが、ミドルレンジからのシュートがいまいちだった。顧問兼監督である木内から徹底的にシュートの特訓を受けたのだった。その成果が表れた。

「ナイス!寺崎」

しかし栄学院だってこの一年間、厳しい練習をしてきたのは同じだ。
それに、格下のチームである柏陽高校に先制点を一本とられたところで、大きく動揺するはずもなかった。
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