続.年上彼氏*短編*
屋上に来ると俺は早速本題に入った。
「お前、夏希に何した」
「え~仁くんと別れなきゃ襲わせるって言ったの」
軽々しいそいつの喋り方に何かが切れて女の胸ぐらを掴んだ。
「お前は同じ女として恥ずかしくねぇのかよ!…あぁ?」
「だからせめてカッコいい男子にしてあげたんじゃない」
まじで頭可笑しいんじゃねぇか?って思った。
「そんな事は関係ねぇだろ」
「でもさ~仁くん?
服破かれたくらいであっさり別れちゃうなんてね。
夏希ちゃんも仁くんのこと好きじゃないんじゃない?」
「ふざけんな!夏希はお前とは根元から違うんだよ!」