先生、嫌いです


次の日、神崎はいつものように連絡事項を生徒に伝える。




相変わらず亜美は俯いていたが、それでも何回か神崎の方を見た。




小さなことだが、亜美の変化に神崎だけではなく結衣も喜んだ。




亜美はあの日以降、あの夢を見ることもなく落ち着いた生活を送っていた。
心なしか、亜美の表情も以前よりは明るくなった。




神崎と結衣、亜美もずっとこのまま、落ち着いたままでいれますように、そう願った。





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