♥恋する生徒会♥ ~with friends~


「うーん・・・」

健斗は

弱ったな

と、頭を掻き

歩を振り返った



「手、大丈夫?」


「大丈夫なわけ

ないでしょ」


「・・・だな」


「雪奈ちゃん

一君と会えるかな?」


「大丈夫

きっと、会える。」


健斗は自分に言い聞かせるように言った


「病院、連れてってよ」


「あ、そうだ

早くしないと!」

思い出したように言う健斗



「・・・歩ける?」


「・・・おぶって。」

首を振る歩


「え・・・」

再び頭を掻く健斗









< 154 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop